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ある霊山での出来事

サブの写真-心霊写真  九州のとある地方に、昔から霊山とてして知られている山があります。筆者はそこで本当に危険な目に遭いましたので、詳しい場所は伏せますが、その地域ではとても良く知られている場所です。

一見すると、登山やハイキングなどを楽しむのにちょうど良さそうな美しい山に見えるのですが、近くで暮らしている人は、ぜったいにこの山に入りません。

そこに入ると、恐ろしいものを見てしまう…そう語りつがれているのです。筆者はその「恐ろしいもの」を自分の目で見たい、と思い、山に足を踏み入れました。

今考えると、付近の住民が絶対に近づかないような場所に足を踏み入れること自体、とても危険なことで、後悔しています。 ここでは、筆者がそこで見たものをお話しましょう。

静かな竹林が広がる山

 ほとんど使われることはないようですが、一応、登山口らしきものがありましたので、そこから山の中へ足を踏み入れました。 登山道付近はかなり密度の濃い竹林となっていました。夏でしたので蚊に警戒しましたが、ほとんど目にすることはありません。それどころか、生き物の気配がまるでしませんでした。

この竹林を抜けるとすぐに、さまざまな種類の雑木が生えたけもの道に出ました。ここもさきほどと同じように、生き物の気配がまるでありません。

さっきの竹林ほどではないものの、木の密度がとても濃く、天気の良い日だったのですが、かなり薄暗く、懐中電灯を持っていたら点けていたかもしれないくらいの暗さでした。 その雑木林を抜けたところで、私は見てしまいました。

巨大な杉の木のてっぺんに立つ男

 しばらく雑木林を歩いていると、突然視界が開けました。そして、目の前に巨大な杉の木が立っていました。かなりの樹齢のものでしょう。幹も太く、高さもかなりのものでした。

あまりの大木に、まじまじと眺めていると、何かがいることに気付きました。明らかに人に形をしています。 しかし、そこに人が存在できるわけがありませんでした。なにしろ、そこは杉の木のてっぺんにある細い枝の上だったのですから。

いくら大木とはいえ、あんなところに人が立てるわけがありません。すぐに、背筋に悪寒が走りました。そこで見たものは、明らかに筆者を歓迎していないことがわかりました。禍々しいオーラのようなものをまとって、真っ赤な顔でこちらを見下ろしていたのです。

私はとにかく必死に逃げました。けもの道にはあまりなれていませんでしたので、何度も転び、ほぼ転がるように登山道の入り口までたどり着きました。 必死で、山から出て車をとめていた場所までたどり着くことができ、ほっとした瞬間、全身に激痛が走りました。

そのまま車の中に倒れ込みましたが、全身の痛みと悪寒は少しも収まりません。そこから、なんとか車を発進させ、帰宅することができましたが、それから1ヶ月にわたってなぞの発熱、そして全身の痛みに苦しめられました。 病院にも行ってみましたが、原因はわかりません。

入ってはいけない場所…そう言い伝えられているからにはそれなりの理由があります。筆者はなんとかすぐに逃げ出すことができましたが、もう少しあの山にとどまっていたら、命も危なかったかもしれません。 事実、筆者と同じように興味本位であの山に入り、行方不明になるというケースが後を絶たないようです。