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幽霊ホテルに泊まってみた!

サブの写真-心霊写真  関西エリアにあるNホテルは、少し前から心霊スポットとしてよく知られるようになりました。もちろん、現在でも営業していますので、名前や詳しい場所は伏せさせていただきます。

雑誌やテレビなどでも取り上げられることも多く、筆者も気になっていました。そんなタイミングで、Nホテルの近くでの仕事が入ったのです。これまで、多くの心霊スポットに足を運んできた筆者ですが、さすがにそんな場所で夜を明かしたことはありません。正直、不安な想いが強く、かなり迷いました。ですが、こんな機会はなかなかありません。出発の2日前までさんざん悩んだ挙句に、Nホテルに宿泊の予約を入れました。

思いのほかチェックインが遅くなって…

 その日の仕事は、それほど面倒なものではありませんでしたので、すぐにホテルにチェックインする予定でした。 しかし、思いのほか手こずってしまい、さらに現地のスタッフに誘われ、夕食に出かけることになりました。比較的付き合いの長いスタッフとの久々の再会でしたので、当然ながら夕食だけで済むわけがありません。結局、繁華街まで足を伸ばすこととなり、結局Nホテルに到着したのは深夜1時前になってしまいました。

事前にチェックインの時間が遅れることは電話で連絡していましたので、フロントで名前を告げると、すぐに部屋に通してくれました。 ホテルの外観もそうですが、部屋も想像していたよりも新しく、かなり綺麗でした。とても心霊スポットとは思えません。 アルコールが入っていたこともあり、単なる噂だったのか…なんて考えながら着替えて、シャワーも浴びずにベッドに入ってしまいました。

鳴り響くノックの音

 ベッドの中で、眠りに入りかけていたころ、突然ドアがノックされました。こんな時間に人が訪ねてくるわけはありません。もしかすると、他の宿泊客が間違えってノックしているのかもしれない、と考え、無視することにしました。

しかし、ノックは止む気配がありません。ずっと一定の感覚、強さでノックの音が鳴り続けました。さすがにイライラしてくると同時に、ここが有名な心霊スポットであることを思い出しました。

ドアの向こうには何がいるのかを考えると、途端に背筋に悪寒が走ります。しかし、ノックの音は止む気配はありません。 思い切ってドアを開けようと思いましたが、本能的にそれは避けるべきだと思いなおし、フロントに電話をしました。 ずっとノックの音が鳴り続けていることを、フロントの担当者に伝えると、受話器の向こうで緊張が走るのがわかりました。

「絶対に、ドアを開けないでください。朝まで、待ってください。」

フロントの担当者はそれだけ言うと、電話を切ってしまいました。それでもドアの音が止む気配はありません。 このままでは眠ることはできませんので、何度もドアを開けて怒鳴ってやろうか、と考えましたが、本能的な直感と、さっきのフロント担当者の言葉を思い出して、思いとどまり、布団に頭まで潜って、ノックの音を聞き続けました。

いつの間にか、筆者は眠っていたようで、窓の外の太陽の光で目を覚ましました。もうノックの音は聞こえていません。 すぐに着替えると、部屋を出てフロントでチェックアウトの手続きをしました。そして、料金を払おうとすると、こう言われました。

「料金は必要ありません。その代わり、昨晩のことは誰にも言わないでください。」 言われるがままに、ホテルを出ましたが、あの夜、ドアを開けていたらどうなっていたのでしょう?